なんとなくいやらしい木の股。
山頂の頃藤一等三角点と、衣食住一式。
晩飯はツナ缶でケチャップライス。芯のある男には芯のある飯が合う。
テント設営にも慣れてきた。
下界にたなびく夕餉のけむり。
おごそかな夕焼け。
静寂の月光。
森の中ではないので緊張感はゼロ。虫の声はまったく聞こえない。
軍艦旗のような日の出。最低気温11.7℃で寒さは感じない。
朝飯はマーボー高野豆腐。片栗粉を入れ忘れて食えたものではない。
料理の腕を磨かんといかんな。
下界から見上げた男体山。なんとなくいやらしい割れ目は健在だった。