

嘉蔵平の常磐炭砿茨城砿業所跡と、中郷新坑の碑。
このあたりの踏査記事はこちら。昔の地形図と比較すると実に興味深い。
茨城砿業所跡から見た、十里上峠方面。
白い建物の向こうあたりが十里上峠だが、手前の山に隠れて見えない。
白い建物の前には炭砿住宅が密集している。
歩かれた形跡のない山道。大北川沿いの県道が開通するまでは、この道が主往還だった。
やがて倒木が多くなり、歩きづらくなってくる。尾根に退避した。
峠手前の尾根からの展望。嘉蔵平は手前の山に隠れて見えない。
十里上峠の文字は、県北地域の看板でよく目にする印象的な字体だ。
峠からヤブっぽい道を下ると沢に出る。ずっと日照り続きだったのに冷たい水が流れていた。
沢を越えたあたりから道が広くなって、作業車の轍がはっきりしている。
歩きやすい道を行くと、やがて横川下の製材所の裏手で県道に合流した。
石岡第一発電所の取水堰堤。国の登録有形文化財。
県道左手に階段を上る。このあたり、秋の紅葉がすばらしいだろう。
階段を上りきったところの導水路。
鎖とはしごがあって、快適なハイキングコースだ。
第一号水路橋と第二号水路橋。どちらも登録有形文化財。
橋の脚は、アメンボのように細い。だいじょうぶかよ・・
導水路は終わりに近づく。
終端の水槽。これも登録有形文化財。
水槽から先は管内を流れる。この土手の下に管が埋められている。
サージタンク。これも登録有形文化財。ここから先は斜面を下る。
斜面から見下ろした石岡第一発電所。これも登録有形文化財。
日立創業者の小平浪平が34,5歳のときに設計したらしい。水路も自分で測量し設計してしまうとは、並みのオヤジではないな。
右は石岡第二発電所。発電所なのに送電線が見えなかったのが不思議だ。
歩行距離:16.6km