前回、袋田小学校へ降りるルートがわからず、今回は逆から登ってみた。


袋田小学校は昔ながらの木造校舎。
いやー、なつかしい。昔の学校はこんな感じだったなぁ。

民家の裏手に踏み込む。山道脇に犬がつないであって、むちゃくちゃに吠えやがる。
民家のそばにあった馬頭観世音。明治二十四年。この山道を馬が通っていたんだ。


途中3ヶ所ほど、迷いやすいポイントがある。2ヶ所は実際に間違えた。
不用意にピークを巻く道を行くと、間違った方向に誘引されてしまう。
地形が複雑なので、面倒でもピークに立って方向を確認するのが重要だ。
連れがいなくてよかった。何を言われるかわからない。
山頂直下の鞍部にも馬頭観世音。慶應三年。右手に生瀬立神への道標が見える。

生瀬富士の山頂と、岩陵から見た立神集落。


岩陵からの降りは踏み跡があって危険ではない。
踏み跡から逸れて鉄塔方向へ向かう。岩陵直下をケモノ道が巻いている。人が歩いた形跡はない。
薄暗い谷。
道標にあった立神への山道は完全に消え失せている。昔は馬が通ったんだ。

下山途中、登山道を外れて荒れた尾根を行くと、峯ノ草四等三角点。
三角点から登山道に降りる斜面は超ヤブ。

登山道を下る途中、すぐ横からいきなりでかいイノシシが猛スピードで急斜面を駆け上がって行った。こんな速度で猪突猛進されたら無事では済まない。
こちらの様子をうかがっていたのだろう。こちらから威嚇しなければ逃げていくもののようだ。
歩行距離:7.7km