この煙突は1914年に155.7mで建造され、1993年に強風で倒壊し54mになったものらしい。
煙突の歴史はこちら、倒壊前後の写真はこちらから見ることができます。
神峯山からこの煙突に寄り道して、かみね公園まで歩きました。


登山口周辺には駐車できる場所が無さそうなので、車はA地点のかみね公園駐車場に置かせてもらい、バスで行くことにします。
B地点、かみね公園口8時49分発の東河内(ひがしごうと)行きに乗り、C地点、日鉱記念館前で降ります。
日立電鉄のバス時刻表はこちら。土日祝日は本数が少ないので要注意です。

林道入口は鉄柵で通行止めになっていて、登山者はトンネルの右の階段から取付きます。
写真の左に見えている鉄塔は、鉱山の竪坑入り口の跡のようです。

林道の端部のD地点に登山口があります。
林道の突き当たりはトンネルらしいのですが、夏草に覆われて行けませんでした。
右の写真、尾根の登山道沿いには鉄管の遺構が残っていました。


E地点、神峯山からの展望です。
左の写真、煙突の向こうに日立の街と太平洋が見えています。右下の赤い橋は常磐自動車道です。
右の写真は、倒壊する前の煙突のレリーフと説明文です。


F地点、小松沢四等三角点(587.11m)は、神峯山の山頂から外れた小高いピークにありました。

G地点、羽黒山の峠三等三角点(490.75m)です。
19年前のガイド書(改訂茨城の山と渓谷)には「芝生の円頂、展望よい」と書かれていますが、今は雑木に覆われて展望はありませんでした。


H地点のわかりにくいY字分岐です。煙突へは右の藪をかき分けていきます。

I地点では、ゾッとする気配を感じました。山を歩くと、こういう気配ってときどきあります。このあたりでなにかあったのでしょうか。
藪をかき分けていくと、J地点でフェンスに遮られて行き止まりでした。
フェンスの金網越しに撮ったのですが、木の葉に邪魔されてよく見えません。でも、迫力は伝わってきます。昔はこれの3倍あったというから驚きです。

K地点の蛇塚と、その説明文です。石碑にはいつもの足の長い虫が二匹・・・


L地点の蛇塚四等三角点(369.43m)は、道から南に外れたピークにありました。
左の写真、三角点の標石は、藪の中にかくれていました。GPSで探さなければ絶対に見つからないところ。
右の写真、3mほど北にある三角点とそっくりな標石です。本物と間違えそう。東鉱と刻まれていました。


しばらくこんな感じの、気持ちのよい尾根道を行きます。

M地点からN地点まで、道の北側は延々とフェンスで囲われています。フェンスの向こうは最終処分場になっているようです。
O地点の県道は切通しになっていて、急な階段を下ってまた登り返すことに。一気に疲れたぁ・・・


P地点、鞍掛山の三角点です。狭い山頂に電波塔が林立していました。


Q地点、神峰公園四等三角点(102.98m)です。標石にスズメバチがへばりついていて離れません。


かみね公園の花壇には花が満開でした。

歩行距離:16.9km
歩行時間:8時間06分