こんなところに登れることを「茨城の山と渓谷」のガイド書で知りました。


A地点の空き地に車を停めました。
山造バス停付近に民家が二軒並んでいて、民家の庭の前の踏み跡を行きます。
やがて道は上りになり、斜面の茶畑に出ます。
茶畑の左奥から山に取付き、急斜面を100mほどで尾根に出ます。
尾根をしばらく行くと、B地点に氏神様が祀られています。ガイド書とは位置がずいぶん違います。
このあたりから、左右は切れ落ちたガケになります。雑木に覆われていて、視界はほとんどありません。葉の落ちたころならば、よい景色が期待できそう。
C地点の岩頭で、突然南方向に視界が開けます。今日一番の展望です。
左の写真は、久慈川にかかる水郡線の鉄橋。ちょうど、機関車が単機で渡っていきます。
右の写真は、水郡線の機関車のズーム。まるで模型のようです。


この先、いくつものピークを越えていきます。気を抜くと谷底に滑り落ちます。けっこうスリルがあります。靴底に命を預けるって感じ。
D地点で、北側の視界が一瞬開けました。
水郡線と久慈川と国道が、川の字になって見えています。

E地点には「鷲の巣山」の札が木に掛かっていました。
雑草に覆われた狭い山頂で、三角点はありません。
石の山標と、VHFテレビの古い受信アンテナがありました。

F地点には石の祠がありました。こちらのほうが山頂にふさわしいような。
402mのピークを越え、G地点で右手に下ります。
踏み跡はなく、わかりにくいところです。錆びた一斗缶がいっぱい転がっていました。
歩きにくい、沢沿いの道です。倒木や雑草で通れない所は迂回します。
G地点からH地点まで約1.8kmを、1時間半もかかってしまいました。

H地点で視界が開け、正面には月居山の双耳峰が見えました。

水郡線の線路を横切り、久慈川の新しい橋を渡って国道に出ます。
左の写真は、I地点の国道から見た鷲の巣山です。正面の尾根がD地点。
右の写真は、J地点の鰐ヶ淵橋から見た鷲の巣山です。釣り人がいました。


歩行距離:10.0km
歩行時間:5時間36分