神社の左手を登っていくと、A地点に車を停められるスペースがあります。
ちょうどそこで草を刈っていたおじさんに挨拶したら、「松倉山はわかりにくいから案内してあげる」って。断るわけにもいかず、案内していただきました。
B地点には清水寺があります。「せいすいじ」ではなく、「きよみずでら」です。
「由緒正しいお寺で、昔はもっと上の方にあった。50年ほど昔は露店も出て、たいそう賑わった。」とおっしゃってました。
C地点で登山道を左に折れ、「清水寺跡」の方向に行きます。
竹藪の急登を行くと、D地点に「清水寺跡」の表示がありますが、「ここじゃない、もっと上の平らなところ」とのことで、どんどん行きます。
登り着いた尾根っぽいE地点が、本当の清水寺跡だそうです。そういえば、北から回り込む破線が、参道のようにも見えます。
さらに尾根沿いに行って、F地点で道迷い。地元の人でも間違えるんです。
で、GPSをたよりにG地点の分岐点にたどり着きました。
H地点が松倉山の山頂です。田渡三等三角点(303.69m)があります。雑木に囲まれていて、山頂からの展望はありません。
おじさんはここで帰って行かれました。「20年ぶりに来たけど、松倉山はここだったのか?違う山だと思っていたよ」って。おいおい。
山頂から下ったところから見た、今日唯一の展望です。
常福地町方面で、正面の山が国見山です。
G地点の分岐から尾根沿いに行きます。伐採した木が放置してあって、とても歩きにくい。
更にI地点からJ地点までは、雑多な藪で踏み跡も消えています。
どうなることかと心細かったのですが、J地点からは登山道がはっきり現れてきました。
K地点、長谷四等三角点(234.32m)です。倒木の枯れ枝に隠れていて、探すのに苦労しました。
L地点で山道は終りです。
L地点の少し上から南方面に見えた田んぼです。日本の原風景がありました。
しばらくゴルフ場の間の道を行きます。ただしゴルフ場は高いところにあって、プレイは見えません。
M地点、冨士神社の上には祠がありました。祠の前に立つと、首筋にサッと走るものがありました。民俗学の柳田國男が言っていたように、「そのときそこには確かに神がいた」のかもしれません。
N地点には3つめの三角点、根本四等三角点(29.00m)があります。
民家の前です。怪しい奴だと思われたかもしれません。今日は測量の日ですって。
O地点、里川にかかる沈下橋です。洪水のときは、沈んでしまいます。
車が通ると、木琴のようにバコボコ鳴ってます。
この下流には広い道路が造営中なので、この橋は近い将来、無くなってしまうのでしょう。
向こうの山は長谷四等三角点峰。
上流のP地点にも、沈下橋がありました。透き通ったきれいな水で、つがいの鯉が悠々と遡っていきました。
向こうの山は松倉山。
今日の花です。名前はわかりません。だれか、教えて!
歩行距離:11.9km
歩行時間:5時間20分